「建設業に就職したけど予想以上にきつい。すぐ辞めてもいいのかな」
「でもすぐ辞めるのは甘えだと思われるかな」
「他の人はどんな感じなのか知りたい」
こんな疑問やお悩みをお持ちではないですか?
建設業ってきついですよね。私も高卒から3年半ほど建設現場で働いていたので、気持ちはすごく分かります。
私も含め、建設業をすぐ辞めたくなったり実際に辞める人って多いんです。そして、すぐ辞める理由はだいたいみんな同じような感じです。
そこで今回は、
- 建設業をすぐ辞める理由
- 建設業をすぐ辞めるのは甘えか
- 建設業を辞めたいと思ったときの対処法(退職の準備)
- 私の体験談
こんな感じで流れで記事を進めていきます。
記事後半では、私の体験談もお話しています。
何か、1つでも解決することがあるかもしれませんので、まずは読んで見てください。
建設業をすぐ辞める人が多い理由
建設業をすぐ辞める人が多い理由は、主に下記があります。
- きつい・汚い・危険
- 残業が多い
- 休みが少ない
- 先輩が怖い
- 給料が安定しない
順番に詳しく見ていきましょう。
きつい・汚い・危険
まず建設業に昔から定着しているイメージ「きつい・汚い・危険」です。実際に建設現場では、肉体労働、重機が頻繁に出入りする、高所作業など、当てはまることも多いです
大きな建物や構造物を作るのが建設業ですから、危険なこともあれば力仕事もあるのは当たり前です。しかし、新卒や事務をやっていた人が建設業に転職すると、規模のデカさに面食らってしまいます。
現場のルールをきちんと守れば大きな事故や怪我が発生することは早々ないですが、現場で作業をしていると、「危ないな」と思うことも多々あります。
働き初めのうちはきつい仕事を任せられることもあり、「建設業って思っていたよりきつい」と感じる人もいるでしょう。
3Kと呼ばれる「きつい・汚い・危険」は、働き方改革により改善していくことが期待されますが、現実はまだまだこのイメージを払拭するまでには至っていません。
残業が多く休みが少ない
建設業は朝7時8時頃から始まり、17時に終わるのが基本です。しかし、実際には残業が多くなっています。理由は「工期がある」&「人手不足」だからです。
工期内に終わらせないといけないため、どうしても残業や休日出勤が発生してしまいます。建設業は天候にも左右されるので、台風や雨、雪などで大幅に遅れることが多々あります。
建設業は深刻な人手不足なので、正月やGW、お盆などの長期休みも返上して働くこともあります。役職がつくと責任が大きくなるため、この傾向が強くなります。
残業が多い、休みが少ないとストレスが溜まりますよね。プライベートが充実できないので、なんのために働いてるのかわからなくなる方も多いでしょう。
先輩が怖い
建設業は基本的に職人の世界なので怖い人や怖そうな人が多いです。そう感じる原因は、建設業は基本的に見た目が自由なので、ヤンキー風の人がたくさんいること、体育会系なのでガッチリした人がたくさんいることでしょう。
また、職人は自分の腕こだわりが強く、仕事を教えるのも厳しく叱ることがあります。その際には言葉を選ばずに汚いことを言う人も中にはいます。もちろん全員ではありません。
建設業に慣れてない人の場合いきなり叱られるとびっくりするので、怖いという印象を持つこともあるでしょう。
私が左官屋だった2003年ころは、本当に怖くて厳しい人がたくさんいました。
最近建設現場に行った時はそこまで怖い人はいなくなったなぁという印象を受けました。
しかし、他業種から転職してきた人にとっては怖いと思うかもしれませんね。
給料が安定しない
建設会社は、日給月給のところが多くあります。日給月給の会社は仕事がなければ休みです。天候により仕事ができない日も休みになることもあります。
そうなると、安定した収入を確保することができません。特に小さな会社になるほどこの傾向が強まります。
収入が安定しないと生活がきつくなるので、辞めざる負えなくなります。
私の知り合いも月の半分が休みの状態が続いたので建設業を辞めてました。
建設業は好きだけど給料が安定しない人は、別の建設会社に入る人もいますね。
建設業をすぐに辞めるのは甘えなのか
「すぐに仕事を辞めるなんて甘えだ!」
こんな言葉、聞いたことありますよね。果たして本当に甘えなのか。
結論から言うと、建設業に限らず仕事をすぐに辞めるのは甘えではありません。理由は、仕事は人によって合う合わないがあるからです。
あのホリエモンだって、パン工場のバイトを1日で辞めています。その後はみなさんも知ってのとおり、IT企業の社長です。
そう、人には適正というものがあるのです。建設業が合う人もいれば合わない人もいるということです。
自分がどんな仕事に向いているか知りたい方は、適性診断を受けると良いですよ。
建設業を辞めたい!【対処法はコレです】
いざ建設業を辞めたいと思っても、どうしたらいいのか分からないこともありますよね。
そんな方のために、建設業を辞めたいと思ったときの対処法をご紹介します。
今すぐ辞める
建設業がきつすぎてもう無理なら、今すぐに辞めてしまうのも1つの手です。仕事は建設業だけではないし、体が資本ですからね。
とはいえ、収入がなくなるのは不安ですよね。雇用保険を掛けていて自己都合で退職した場合、失業保険を受け取れるのは2ヶ月〜3ヶ月後くらいです。そのため無収入の期間ができてしまいます。
しかし、体や精神が限界ならすぐに辞めることをおすすめします。理由はうつ病になったらしばらく働けなくなるからです。
「体が資本」というように、体が元気でなければなにもできません。「あのとき辞めておけばよかった」というふうにならないように、限界が来る前に対処しましょう。
辞めさせてくれない場合もありますよね
そんなときは、先に転職先を決めて無理矢理にでも辞めましょう。基本的に2週間前に退職の意思を伝えれば辞められます。
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
e-GOV 法令検索 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089
このようになっています。ですからなんら問題ありません。
それでも無理だと言われたら、退職代行サービスに頼むのがおすすめです。あなたの代わりに退職の処理を行ってくれますよ。
辞めるのが不安【転職エージェントに登録で解決】
今すぐ辞めるのが不安な人は、転職エージェントに登録しましょう。なぜなら今の仕事を続けながら効率よく転職活動ができるからです。
転職エージェントに登録すれば、これだけのメリットがあります。
- 適職が分かる
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ブラックなら別の建設会社に転職も考えてみよう
建設業は好きだけど、今の会社がブラックなんだよなぁ…
こんな人は別の建設会社に行くのも良いでしょう。建設業だからといって、全部がブラックではありません。
その際には自分が働きやすいと思える会社の条件を考えてみると良いです。
例えば…
- 年間休日
- 平均年収
- 会社規模
- 社員の数
最低でもこのあたりは抑えておくと失敗しにくくなるでしょう。
建設現場で他の会社の人に聞いてみるのも良いですよ。
私もすぐに辞めた【体験談】
何を隠そう私も高卒3年目で建設業(左官屋)を辞めました。汚くなるのと、先輩からの圧や罵声などでストレスがやばかったからです。
正直言って、あのまま続けてもいずれ辞めていたか体を壊していたと思います。建設業自体はそこまで嫌ではなかったのですが、体がついて行かなかったですね。
さきほども言いましたが、合う人は合う、合わない人は合わないんです。
当時は本当に辞めて良いのか、根性無しと思われるのではないか、親や友達の目など気にしていました。しかし退職後は趣味も充実していろんな経験ができたので、辞めてよかったと思っています。
ちなみに、厚生労働省発表、令和2年度の新規学卒者の3年以内の離職率は
- 新規高卒就職者 36.9%
- 新規大卒就職者 31.2%
となっています。
参考サイト(厚生労働省)
ビックリですよね!けっこう転職してる人って多いんです。
高卒が約4割、大卒が約3割の人が3年以内に辞めているということです。
そもそも今の時代、定年まで1つの会社で働くこと自体が珍しいですからね。
なので、「すぐ辞めるのは甘い」って言う人がいても「気にしなくて良し」
建設業をすぐ辞める理由【今日から動き出そう!】
建設業をすぐ辞めるのは甘えじゃないです。みんな案外辞めていますから。
今すぐ辞めるにしても、もう少し続けるにしても準備が大切です。
未来を変えたかったら、とりあえず今1つでも動き出しましょう。
人間めんどくさいことは、先延ばししてしまう生き物です。しかし、それでは何も変わりません。とりあえずどれか登録しておきましょう。
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