建設業の魅力とメリット6つを元職人が解説【将来性と働き方改革】

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疑問に思う人

建設業の魅力ってなんだろう?

建設業界に就職したらどんなメリットやデメリットがあるかも知りたい

こんな疑問に答える記事です。

建設業界に転職を考えている方にとって、どんな魅力やメリットがあるのかはとても気になりますよね。

そこで本記事では、建設業界の魅力、メリット・デメリットをお伝えします。

筆者のプロフィール
・左官職人を3年経験
・左官技能検定2級合格
・住宅から大規模現場まで経験

僕が3年間、建設業界で働いた感想としては、「きついけど魅力も多い」と感じました。

体験談も交えて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

建設業の魅力やメリット

建設業の魅力やメリットはどんなものがあるか、さっそく見ていきましょう。

手に職を付けられる

建設業は、手に職をつけられる業界です。

  • 建築
  • 土木
  • 電気
  • 設備

など。

それぞれの専門分野をに身につけることで、給料や雇用の安定につながります。

例えば電気工事の技術を身につければ、建設業だけでなく工場などでも活躍できますよ。

専門的な知識を活かして独立することも可能です。

仕事の規模が大きい

建設業の仕事は、規模が大きいことが多いです。例えば、道路、ビル、ダム、トンネルなどの建設では、数百人、数千人単位で人が関わります。

ときには、地図を変えてしまうような大規模工事に携わることも可能です。

近年では東京オリンピックの開催により、大規模なスタジアムや道路が建設されました。

また、災害からの復旧によるインフラ整備も規模が大きいです。

筆者

完成後に自分の関わった建物を見ると、考え深いものがありますね。

たくさんの人が利用しているのを見ると、誇らしくなったり、頑張ってよかったなと思います。

チームで協力して取り組める

建設業の仕事は、関係者全員が協力して建物を完成させます。そのためチームワークは欠かせません。

少人数ではできないことも、発注者、元請け、下請けが協力することで大きな仕事を完遂できます。

チームワークを大事にして大きなプロジェクトを成功させるのは、とても魅力です。

それぞれの専門分野のスペシャリストが、共通意識を持ち意見を交換しながら建物を完成させることはとても大きなやりがいになるでしょう。

筆者

たくさんの現場に行くようになると、知り合いが増える楽しみもあります。

仲良くなると意見を言いやすいし、協力意識が高くなりますね。

ものづくりの楽しさ

建設業は、ものづくりの仕事です。

建設現場にいると、徐々に建物が完成していく過程を見れます。他の業種では味わえない楽しさと言ってもいいでしょう。

自分の手で形になっていく過程を見られるのは大きな魅力。

また、自分の仕事が、人々の生活を豊かにすることにつながるのは、とても誇らしいことです。

筆者

左官屋の場合、キレイに壁が塗れたときは達成感ありますね。

自分の塗った壁の上に、塗装されて内装や外壁が完成していくのは見ていて楽しいです。

社会貢献度が高い

建設業は、社会に貢献できる仕事です。

  • インフラ整備
  • 自然災害からの復旧
  • 地域経済の活性化
  • 防災設備の設置

道路や橋は人の移動に役立つし、ビルや住宅は住まいやオフィスなどになります。地震や台風の被害からの復旧では、建設業が大きく貢献できるのも魅力です。

つまり、建設業は人の生活を支える産業ということです。

筆者

地震で被害を受けた家の復旧工事をしたことがあります。

住んでる人に感謝されて、とても嬉しかったです。大きな魅力だなと感じました。

独立できる

自分の技術と経験を活かして、独立できます。

建設業は独立しやすい業種なので、自分の力でビジネスを成功させたいという方にはおすすめです。

理由は需要が高いので、仕事をもらいやすいから。

もちろん独立するには、技術や知識だけじゃなく信頼関係も必要です。

とはいえ、景気に左右されやすいというリスクもあります。

建設業のデメリット

お伝えしたとおり、さまざまな魅力がある建設業ですが、デメリットもいくつかあります。

1つずつ見ていきましょう。

過酷な労働環境

建設業の労働環境は過酷です。

例えば下記。

  • 肉体労働
  • 夏は暑く冬は寒い
  • 業種によっては夜間作業もある
  • 朝早い
  • 移動が大変

高所作業や重量物を扱う作業が多くあるので、基本的に肉体労働です。

筆者

基本的に現場が動き出すのは8時くらいですが、朝は5時6時くらいに起きることが多かったです。

家から現場まで遠いから。

朝早く家を出ないと間に合わなく、帰りも遅くなりがち

地方出張も多いので、場合によってはホテル住まいになることもあります。また、土日祝日や夜間など、不規則な勤務を余儀なくされることも少なくありません。

危険な作業

建設業は危険と常に隣り合わせです。

  • 高所作業が多い
  • 重量物を扱う
  • 火気作業がある
  • 重機が頻繁に出入りする

上記のように、危険を伴う作業が多いです。また、雨、風、雪など自然災害のリスクも常に伴います。

筆者

僕は重量物に手をはさみ、骨折したことがあります。

多いのが、高所からの転落事故ですね。

休日の少なさ

建設工事全体では、約65%が4週4休以下で就業しているというデータがあります。

4週8休はなんと1割以下。

【建設業と製造業の出勤数の比較(2016年)】

  • 製造業:234日
  • 建設業:251日

上記のようになっており、やはり建設業の出勤数が多いですね。

出典 厚生労働省 建設業における働き方改革

建設業の休日が少ない原因は、工期の短さと人手不足です。

景気に左右される

建設業の仕事は、景気に左右されやすいという特徴があります。景気が悪くなると、建設需要が減少し、仕事が減る可能性があるから。

とはいえ、景気が悪くなると需要が減少するのは、建設業だけではありません。

製造業や販売業なども同じことが言えます。

建設業は最近では、東京オリンピックの開催により、スタジアムやホテルなどがたくさん建設されました。

また、建設業は国が発注する仕事も多いので安定しやすい業界です。

人間関係のトラブル

建設業の仕事は、チームで作業を行うことがほとんどです。そのため、人間関係のトラブルが発生する可能性があります。

10代から60代まで多くの人が現場に関わるので、トラブルになることもあります。

特に職人の世界は厳しいので、「若手が毎日怒られている」なんてことも珍しくありません。

筆者

ぶっちゃけ、毎日のように怒られてました。新人なのでしょうがないですが、人によってはかなり厳しいこともあります。

人間関係については、現場というよりかは、会社の同僚との問題が大きいです。現場が変われば人も変わるけど、会社の人間関係は変えれないので。

こればっかりは、会社に入ってみないとわからないですね。

建設業の市場の将来性

疑問に思う人

建設業って将来性あるの?人手不足って聞くけど大丈夫?

  • 建設業の需要
  • 建設業の人手不足問題

上記2点のテーマに絞って、建設業の成長性・将来性を解説します。

建設業の需要【今後も重要な産業】

建設業は、社会になくてはならない重要な産業です。人が生きている以上、建設は無くならないから。今後もどんどん市場は成長していくでしょう。

具体的な理由は下記。

  • ライフスタイルの変化による住宅の多様化
  • 高齢者が安心して利用できる環境整備
  • 建物の老朽化
  • 災害対策

上記が挙げられます。

人口増加や少子高齢化に伴って、住宅や社会インフラの需要は増加していくと予想されています。そのため、建設業の市場は今後も成長していくと考えられます。

台風や雨、雪などの自然災害は無くならなりません。住宅やビル、橋、鉄道などといった構造物は老朽化します。そのためメンテナンスや修繕は必ず必要です。

建設業の人手不足は深刻【働き方改革がカギ】

建設業は現在、深刻な人手不足です。原因は、次のようなものが挙げられます。

  • 少子高齢化による生産年齢人口の減少
  • 職人の高齢化による引退
  • 建設業離れによる若手労働者の減少
  • 建設業の長時間労働や過重労働による離職者増加
  • 3K(きつい・汚い・危険)による建設業のイメージの悪さ

このまま建設業の人手不足が続けば、日本の経済成長に大きな影響を与えるかも。

建設業の人手不足を解消するためには、次のようなものが考えられます。

  • 女性や高齢者の就労促進
  • 外国人労働者の受け入れ
  • 労働環境の改善
  • 建設工事の機械化・自動化
  • 建設業の魅力向上

建設業の人手不足を解消し、成長を続けられるかどうかが、日本の経済成長のカギを握るといっても過言ではありません。

特に、労働環境の改善、魅力向上が大きな課題です。

働き方改革により大きく変わる建設業【魅力が増える可能性がある】

では、国はどんな対策をしているのか見ていきます。

建設業は、長時間労働や過重労働が問題視されてきました。しかし、近年では働き方改革の推進により、建設業でも労働環境の改善が進んでいます。

例えば

  • 残業時間の上限規制
  • 週休2日制の導入
  • 適正な工期設定
  • 技能・経験に見合った給与の実現
  • 社会保険未加入の建設企業の撤廃
  • 生産性向上に取り組む企業の後押し
  • 申請手続きの電子化
  • 労働者の減少を見越した技術者配置要件の合理化

など、厚生労働省はさまざまなことに取り組んでいます。

建設業の時間外労働の上限規制

建設業の時間外労働の上限規制がが始まるのは2024年4月から。

残業時間の上限が下記のようになります。

  • 最大で月45時間
  • 年360時間以内

残業時間が減れば、プライベートが充実しやすくなるだけでなく、建設業界のイメージが変わり若者が入ってくるかもしれません。

つまり、働き方改革により、建設業はより働きやすく、より生産性の高い産業へと変革していく可能性があるということ。

今、建設業界は大きく変わろうとしていると言えます。

建設業の魅力とメリット【建設業界に入るなら今がチャンス】

この記事をまとめます。


建設業の魅力やメリット

  • 手に職を付けられる
  • 仕事の規模が大きい
  • チームで協力して取り組める
  • ものづくりの楽しさを味わえる
  • 社会貢献度が高い
  • 独立できる

建設業のデメリット

  • 労働環境が過酷
  • 危険な作業が多い
  • 休日が少ない
  • 給与が不安定な可能性もある
  • 人間関係のトラブルも多い

3Kと言われイメージが悪い建設業ですが、今後は働き方改革で労働環境が改善される可能性があります。

建設業は、手に職を付けれられるだけでなく、社会に貢献できるのが大きな魅力。

建設業に興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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下記の記事では「向いてる仕事の見つけ方」を解説しています。「建設業は向いてないかも…自分に向いてる仕事が分からない」という方は、ぜひご覧ください。

ゆむたろ
ブロガー/Webライター/工場作業員
30代|建設業、工場、飲食店、物流の仕事を経験|工場で働きながら、ブログやWebライターで収入を得ています。

仕事のお悩み、転職など、皆様のお悩みを解決できるような記事を書いていきます。
趣味は、猫、睡眠、筋トレ。
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