「建設業界に転職を考えてるけど、自分に向いてるのか分からない」
「建設業に向いてるのはどんな人かな?」
こんな疑問に答える記事です。
建設業は、人々の生活に欠かせないインフラを整備する重要な役割を担っています。
そして、建設業で活躍するためには、様々なスキルや資質が求められます。
建設業界に転職を考えている方にとって、自分が向いてるかどうかはとても気になるポイントでしょう。
そこでこの記事では
- 建設業界全体に向いている人を解説
- 建設業の職種別に向いてる人を解説
筆者のプロフィール
3年間左官職人として建設業界で勤務。住宅から大規模工事まで幅広く経験したので、建設業界の特徴はそれなりに分かっています。
ぜひ最後までご覧ください。
建設業に向いている人の特徴
まずは、共通で建設業界全体に向いてる人を見ていきましょう。
協力作業に抵抗がない【チームワークが大事】
協調性やチームワークがなにより大切です。
建設現場は、大勢の人が関わっているから。
個人プレイで品質の高いものを完成させることは不可能。
自分の意見を主張するだけでなく、相手の意見を聞き入れ、尊重することが重要。
特にゼネコンの現場では規模が大きいため、様々な工事関係者が出入りしています。
なので、みんなで協力し1つの目標に向かって作業できる人なら、建設業に向いていますよ。
クリエイティブな問題解決力
建設現場では、様々な問題が発生します。そのため、臨機応変に対応できるクリエイティブな問題解決力が必要です。また、物事を多角的に考え、柔軟な発想ができることも大切です。
特に現場監督になると、問題解決能力が求められるようになります。
- 安全対策
- 危険箇所の発見
- 施工管理の効率化
- 事故対応
上記をこなすには、問題解決能力は必須級のスキルです。
技術者を目指すなら、問題解決能力は習得しておきたいですね。
堅実さと責任感
堅実さと責任感は欠かせません。
建設現場は危険が多く、安全第一が基本だから。
- 高所作業では絶対にフルハーネス安全帯を使用する
- 通行禁止箇所には立ち入らない
- 現場の整理整頓
- 周りの作業者への配慮
など、現場ルールを守り仕事に責任感を持つことが大事。
また、細部まで気を配りミスを起こさないように注意することも大切。
適当な作業は、事故や不良につながります。なので、堅実さと責任感を持っている人ならば、建設業に向いてますね。
適応力と柔軟性
建設業は変化に適応し、柔軟に対応できる力が必要。
建設現場は常に変化しているから。
建設現場は昨日と今日とで大きく変わります。
例えば、
- 危険箇所の変化
- 関係者の増加
- コンクリート打設により階層が増える
- 現場ルールの追加
- 天候の変化
など。
また、複数の現場をかけ持ちするのは珍しいことでは無いです。そのため、現場の雰囲気や人の特徴を掴み状況判断していくことが求められます。
現場ごとにルールや危険箇所が微妙に違うので、その場で臨機応変に対応していかなければなりません。
技術・知識を学ぶ姿勢
常に新しい技術や知識を学び、吸収していくことも必要。
建設業は、技術革新のスピードが早い業界なので。
例えば、最近では「BIM・CIM」という3次元モデルを使った管理システムが普及しています。現在の管理職では「BIM・CIM」の活用が当たりまえになっていきています。
つまり、思考停止していてはダメってこと。
「BIM・CIM」だけでなく、施工の機械化なども進んでいます。積極的に新しい技術を学び、向上心をもって取り組める人は建設業に向いていると言えるでしょう。
建設業界の仕事の種類5つ【それぞれに向いてる人を解説】
建設業界といっても、様々な種類の仕事があります。今度は職種別に向いてる人を見ていきましょう。
- 施工管理
- 職人
- 設計
- 営業
- 事務
上記を解説しますね。
施工管理
施工管理に向いてる人は以下のとおり。
- 責任感がある人
- リーダーシップがある人
- コミュニケーション能力が高い人
- チームワークを大切にする人
- 物事を論理的に考えることができる人
- 学ぶことが好きな人
- 変化に対応できる人
施工管理の仕事は、建設現場の工程管理や品質管理、安全管理などを行う仕事です。建設現場の全体像を把握し、工事を計画通りに進める。という感じ。
そのため、コミュニケーション能力やリーダーシップが必須。
職人
職人に向いてる人は以下のとおり。
- 体力に自信がある人
- 品質にこだわれる人
- 学ぶことが好きな人
- 安全第一の意識がある人
- チームワークを大切にする人
職人は、工事現場で建物や道路、橋などのインフラを建設したり、修繕したりするのが仕事。毎日現場で現場監督や施工管理者の指示を受け、施工にあたります。
主な職人は以下。
- 大工
- 型枠大工
- 左官工
- 鉄筋工
- とび
- 電気工
- 塗装工
- 庭師
- 外構
など。
危険な作業が最も多い職種なので、安全意識は必須。
なおかつ、品質にもこだわらなければなりません。
設計
建設業の設計に向いている人は以下のとおり
- PC操作ができる人
- 空間をデザインすることが好きな人
- 物事を論理的に考えることができる人
- コミュニケーション能力が高い人
- 責任感がある人
設計は、建物や構造物の設計を行う仕事。具体的には、建物の用途や予算、土地の条件などを考慮して、安全で快適な建物を設計します。
営業
建設業の営業に向いている人は以下のとおり。
- コミュニケーション能力が高い人
- 交渉力がある人
- 目標達成意欲が高い人
- 変化に対応できる人
- 学ぶことが好きな人
営業の仕事は、建設会社の仕事や技術を販売する仕事です。営業担当者は、顧客のニーズを把握し、顧客に合ったサービスを提供します。
建設業の営業は、お客様と接する機会が多く、コミュニケーション能力が重要。また、お客様のニーズを理解し、提案する力も必要です。
事務の仕事
建設業の事務に向いている人は以下のとおり。
- PC操作が得意な人
- 数字に強い人
- コミュニケーション能力が高い人
- チームワークを大事にする人
事務の仕事は、建設会社の経理や人事、総務などの業務を行う仕事です。事務担当者は、建設会社の運営を支える重要な役割といった感じ。
主な仕事内容は、次のようなものがあります。
- 請求書や見積書の作成
- 経費・給与計算
- 資料作成
- 電話対応
- 来客対応
- 受発注管理
建設業の魅力とは?
建設業の魅力は下記の6つ
- 手に職を付けられる
- 仕事の規模が大きい
- チームで協力して取り組める
- ものづくりの楽しさを味わえる
- 社会貢献度が高い
- 独立できる
まとめ:建設業に向いてる人
建設業に必須となるのは、チームワーク、安全意識、責任感、柔軟性です。
上記は建設業の、どの職種でも必要になるので。
建設業は、やりがいのある仕事ですが、同時に厳しい仕事でもあります。
ですが、建設業には魅力もたくさんあります。
ちなみに、建設業の魅力とメリットについては下記の記事で詳しく解説しています。建設業の魅力とメリット、デメリットから、業界の将来性についても触れています。
「建設業に向いてるかも!」と思った方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。
下記の記事では、向いてる仕事の見つけ方、向いてる仕事が分からない原因、自己分析のやり方を解説しています。
「自分はどんな仕事が向いてるのかな?自分に向いてる仕事を見つける方法を知りたい!」という方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。
今日覚えたことは、明日になると半分くらい忘れてしまうので、さっそく動きだしましょう。
では。
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